ここは,身の回りで見かける「雑草・雑木」のコーナーです。もちろん,庭にあるものでもかまいません。会員の皆様の興味をもった植物に関する投稿をお待ちしています。掲載は,季節毎,科毎を予定しています。
春(立春以降)
カタバミ科
離弁花。
<メモ>
○ ムラサキカタバミ(カタバミ属)
外来種。葉はカタバミよりも一回り大きい。
バラ科
離弁花。バラは刺があるイメージですが,刺のないものもあります。おしべは通常多数あるものが多くようですが,ないものもあります。めしべも多数あるものがあります。
<メモ>
○ ヘビイチゴ(キジムシロ属)
在来種。近縁のヤマヘビイチゴは3つに分かれた葉(小葉)がもう少し細長くなります。
ナデシコ科
離弁花。花びらは5枚がほとんど。枝や葉は基部が膨れる。
<メモ>
○ ウシハコベ(バコベ属)
在来種。ハコベの仲間では葉が大きい。めしべの柱頭が5つに分かれます。
タデ科
離弁花。
<メモ>
○ ヒメツルソバ
外来種。園芸用に移入されたものが,逸出したもの。
キク科
キク科の花は,茎の先端に頭花と呼ばれる小さな花の集団で,筒状の筒状花と舌の形に似た舌状花とで構成されています。合弁花,以前はタンポポの仲間(タンポポ亜科)とキクの仲間(キク亜科)とに大別されていした。現在は12の亜科に分類されているそうです。
<メモ>
○ ノゲシ(ノゲシ属)
在来種。近縁のオニノゲシ(外来種)とアイノゲシと呼ばれる雑種ができるようです。雑種については形質が不安定な気がしています。典型的なノゲシは写真のように,葉が茎を巻きこむ(茎を抱く)ようにつきます。
○ オニタビラコ(オニタビラコ属)
在来種?分布が広いので原産地は明確ではないようです。
○ ハハコグサ(ハハコグサ属)
在来種。頭花は,黄色で葉には毛が,全体に綿毛があり白っぽくないます。外来種のセイタカハハコグサは頭花がやや赤みを帯びるようです。
アカネ科
合弁花。
<メモ>
○ ヤエムグラ(ヤエムグラ属)
在来種,葉や茎の刺で衣服にくっつく。
オオバコ科
現在のオオバコ科は複数の科をまとめたものになっています。ここでは,旧分類ごとに取り扱うことにします。合弁花。分類の基準は新しい視点が追加されると,このように「科」レベルで変更にされることがあるようです。
旧ゴマノハカズラ科
<メモ>
○ オオイヌノフグリ(クワガタソウ属)
外来種。在来種イヌノフグリは花弁がうすい紫色ををしている。
サギゴケ科
サギゴケ科は旧ゴマノハカズラ科の一部がハエドクソウ科経由で,独立したようです。合弁花。
<メモ>
○ トキワハゼ(サギゴケ属)
在来種。種名の「ハゼ」は「はぜる」という意味。「はぜる」は私は使用しない言葉ですが,はじけることのようです。果実がはじけて,種子を飛ばします。
シソ科
シソ科の特徴は枝や茎の断面は四稜形になっていることです。合弁花。花は両性。
<メモ>
○ トウバナ(トウバナ属)
近縁のイヌトウバナには,葉の両面に腺点があり,トウバナには裏面は腺点がありません。
ヒガンバナ科
ヒガンバナの仲間です。花被片6,おじべ6だそうです。花被片は花を包んでいるガクと花びらの総称で,ガクと花びらの形状におおきな差異が見られない場合に使用される言葉のようです。単子葉類。
<メモ>
○ ハナニラ(ハナニラ属)
外来種,園芸品種が逃げ出して野生化したものです。ハナニラ属は以前はユリ科に分類されていました。